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40代後半の秋メイク、キーワードは「質感」と「洗練」
季節が深まり、ファッションとともにメイクも衣替えの時期です。40代後半になると、若い頃と同じメイクをしていても何だか垢抜けない、あるいはかえって老けて見えてしまうと感じることがあります。
大人の女性の秋メイクは、トレンドを取り入れつつも、肌の悩みや顔立ちの変化を考慮し、「品格」と「洗練された質感」を重視することが成功の鍵となります。まずは、ベースメイクから見直していきましょう。
ベースメイクの鉄則:厚塗り厳禁と光の活用
年齢を重ねると、シミやシワ、くすみなどカバーしたい部分が増えるため、ついファンデーションを厚塗りしがちです。しかし、厚塗りはかえって顔をのっぺり見せ、シワに入り込んで崩れやすく、老けた印象を与えてしまいます。
ツヤを仕込む「保湿」と「下地」選び
乾燥が気になる秋こそ、メイク前の保湿が重要です。スキンケアの段階でしっかりと潤いを補給し、乾燥による小ジワを目立たせないようにしましょう。
下地は、肌悩みに合わせて色を選びます。黄ぐすみが気になるならラベンダー系、血色感を足したいならピンク系など、コントロールカラーを活用して肌の色ムラを整えることで、ファンデーションの量が少なくて済みます。また、光を反射する微細なパール入りの下地で、内側から発光するようなツヤを仕込むと、一気に若々しい印象になります。
ファンデーションは薄く、コンシーラーでピンポイントカバー
ファンデーションは、顔の中心から外側に向かって薄く均一に伸ばしましょう。全顔に均一に塗るのではなく、特にカバーしたい部分だけ重ね付けする意識を持つだけで、ナチュラルな仕上がりになります。
シミやクマ、小鼻の赤みなどの悩みは、ファンデーションで全て隠そうとせず、コンシーラーの出番です。コンシーラーは、ファンデーションよりもワントーン明るい色を選び、隠したい部分にだけピンポイントで乗せ、境目をぼかすように優しく叩き込みましょう。
秋の肌は「セミマット」〜「ふんわりツヤ」へ
重たいマット肌は古く見えがちですが、かといって過剰なツヤ肌は崩れやすく、毛穴が目立つ原因になることもあります。40代後半におすすめなのは、適度なツヤがありつつも落ち着いた印象を与える「セミマット」や「ふんわりとしたツヤ肌」です。
パウダーは、顔全体に叩き込むのではなく、崩れやすいTゾーンや目周りのみにブラシで軽く乗せます。パウダーの粒子が細かいものを選ぶと、シワっぽく見えにくいです。
目元に深みを、眉で品格を:大人の秋アイメイク術
ベースメイクで肌の土台が整ったら、顔の印象を大きく左右する目元と眉に取り掛かりましょう。40代後半のアイメイクは、派手さよりも「深み」と「上品さ」を追求することが重要です。
アイシャドウ:秋色の「ワントーン」で洗練された目元に
秋らしいアイシャドウの色といえば、ボルドー、テラコッタ、カーキ、カッパー(赤みのあるブラウン)などが人気です。これらの深みのある色は、大人の目元に知的な印象を与えます。
単色グラデーションで立体感を出す
たくさんの色を使うとまぶたがくすんで見えたり、ケバケバしい印象になったりしがちです。メインカラー1色、または同系色の濃淡2色を使って、シンプルにグラデーションを作りましょう。
濃い色を目尻のキワに、薄い色をアイホール全体に乗せることで、自然な陰影が生まれます。まぶたが下がり気味の方は、目尻側の色を少し持ち上げるように入れると、リフトアップして見える効果も期待できます。
ラメやパールは「質感」重視で
大粒のギラギラしたラメは、残念ながら目元のシワを目立たせてしまう可能性があります。選ぶべきは、光沢感のある上品な「サテン」や「シマー」な質感、あるいは「繊細なパール」です。
パールのアイシャドウは、アイホールの中心や涙袋に指で軽く乗せる程度に留めましょう。これにより、濡れたような上品なツヤが加わり、目元に奥行きが出ます。
アイライン:引き算の美学と「隠しライン」
太いアイラインは目元を重く見せ、古臭い印象を与えがちです。40代後半のアイラインは、「いかに自然に、目のフレームを強調するか」がテーマです。
まつ毛の隙間を埋める「インライン」が主役
まぶたのキワ全体をしっかり引くよりも、まつ毛の生え際を埋める「インライン(隠しライン)」を丁寧に引くことを意識しましょう。これにより、まつ毛の密度が増したように見え、自然と目力がアップします。
色はブラックよりも、ブラウンやバーガンディなど、目元に馴染むニュアンスカラーを選ぶと、より優しい印象になります。
眉毛:大人の品格は「太さと角度」で決まる
眉は顔の額縁です。細すぎる眉や、
全体のバランスを整える:チークとリップで完成させる秋顔
アイメイクに深みを出したら、仕上げにチークとリップで全体の血色感とバランスを整えます。特に40代後半のメイクでは、チークとリップの色選びと入れ方が、顔全体のリフトアップ効果と若々しさにつながる重要なポイントです。
チーク:血色感とリフトアップ効果を両立
チークは単なる色付けではなく、顔色を良く見せ、たるみをカバーする「補正アイテム」として活用しましょう。若かりし頃の頬骨の高い位置に丸く入れるチークは、残念ながらたるみを強調してしまうことがあります。
「斜め上」に入れる位置が重要
チークを入れる位置は、頬骨の一番高いところではなく、そこから少し外側、こめかみに向かって斜め上に入れることで、顔全体がキュッと引き締まって見えます。笑った時に盛り上がる部分から、耳の付け根に向かってブラシを滑らせるイメージです。
濃く入れすぎると古臭く見えてしまうため、ブラシに残ったごく少量のパウダーを、薄く、何度も重ねていくのが成功の秘訣です。
クリームチークで内側から滲むような血色感
パウダーチークよりも、内側から滲み出るような自然な血色感が出せるクリームチークやリキッドチークがおすすめです。これを仕込みとして使用し、その上からパウダーチークを軽く重ねると、モチが良くなり、より自然な仕上がりになります。
リップ:秋のトレンドカラーと乾燥対策
秋メイクの主役にもなるリップは、深みのある色が人気です。ブラウンレッド、プラム、深めのテラコッタなど、少し落ち着いたトーンを選ぶと、一気に季節感が出ます。
「ツヤ」か「ソフトマット」で品良く仕上げる
重厚なマットリップは乾燥して見えやすいため、40代後半には「適度なツヤ」があるもの、あるいはパサつきを感じさせない「ソフトマット」な質感がおすすめです。
唇の輪郭がぼやけやすい方は、リップライナーで輪郭を丁寧に整えてからリップを塗ると、清潔感と立体感が出ます。唇の中心から色を広げていくと、自然なグラデーションが作りやすくなります。
徹底した唇の保湿ケア
乾燥しやすい秋は、唇の縦ジワが目立ちやすくなります。日頃からリップクリームで保湿ケアを行い、リップメイクの前に軽くティッシュオフする一手間を加えるだけで、縦ジワが目立ちにくく、発色も良くなります。
【まとめ】40代後半の秋メイクを成功させる秘訣
大人の秋メイクは、トレンドを追いかけること以上に、「自分らしさ」と「質感」を追求することが大切です。
- ベース: 厚塗りを避け、下地とコンシーラーで光とカバーを使い分ける。
- 目元: 単色の深みカラーと繊細なパールで、洗練された陰影を作る。
- 眉: 時代に合った「ふんわり太め」の眉で品格を出す。
- チーク: 斜め上に入れて、血色とリフトアップ効果を狙う。
- リップ: 深みのある秋色と、パサつかないソフトな質感を選ぶ。
これらのポイントを押さえて、今年の秋は、洗練された大人の美しさを最大限に引き出すメイクを楽しんでください。
角度をつけすぎた眉は、老けた印象やキツイ印象を与えてしまいます。トレンドを取り入れつつ、清潔感のある「ふんわり太め」の自然なアーチ眉を目指しましょう。
パウダーとペンシルの使い分け
眉全体は、パウダーを使ってふんわりと描きます。眉頭は薄く、眉山から眉尻にかけて濃くなるようにグラデーションをつけます。
足りない部分や、眉尻のラインを整える時だけ、極細のペンシルやリキッドで一本一本毛を書き足すように使います。仕上げに、眉マスカラで毛流れを整えると、立体感が出て洗練された印象になります。